UPSのバッテリーの定期交換について知りたい
質問
UPSのバッテリーは定期的な交換が必要ですか。
回答
UPS本体に装着されているバッテリーは定期的な交換が必要です。理由は以下のとおりです。
- バッテリーには寿命があります
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UPSに接続されたバッテリーが寿命を迎えて交換が必要になると、表示や音により報知します(消音設定により表示のみとなる場合もあります)。
寿命を越えて使用した場合には障害を発生させる原因となるため、予防保全のためにもバッテリーは定期的に交換することをお勧めします。
電池工業会では小形制御弁式(シール)鉛蓄電池の取り扱いの指針(電池工業会指針:SBA G0202)に基づき、取り換え時期を定義しています。使用温度条件 交換時期の目安(通常品) 交換時期の目安(長寿命品) 5~25℃ 2.5年 4.0年 30℃ 1.7年 2.8年 35℃ 1.2年 2.0年 - ※取り換え時期の目安は保障値ではありません。
- ※上記の表と各UPSの仕様に記載されている目安時期については異なる場合があります。
- 交換時期を過ぎて使用すると
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バッテリーの機能を発揮できなくなるだけでなく、バッテリーの内部短絡(ショート)や電槽の破損などが発生し、発煙、火災の原因となる場合があります。
バッテリーの使用個数の多い機器や信頼性の要求される重要な使用機器においては、交換時期を早めての定期的な交換をお勧めします。
日本電気工業会のパンフレットも併せてご参照ください。
「日本電気工業会(JEMA)」ページ
(一般社団法人日本電機工業会のページにリンクします)
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